第9回 東京インタラクティブ・アド・アワード 受賞作品
2011年7月5日、「第9回東京インタラクティブ・アド・アワード(TIAA)」の贈賞式を開催し、グランプリ、特別賞、およびスペシャルスポンサーアワード最優秀賞を発表しました。

今年2011年のグランプリには、SOUR「映し鏡」が輝きました。

特別賞は、ベストクリエイター賞を川村真司氏と清水幹太氏の両名が受賞。ベストインタラクティブプロダクション賞を株式会社エイド・ディーシーシーが受賞しました。
また、今回新設したクラフト賞は、ナイキジャパン「Nike Music shoe」が受賞しました。

さらに、スペシャルスポンサーアワード最優秀賞には、Google Innovative広告賞に「ちきゅうどうぶつえん」、cci スマートデバイス広告賞に「Puchi Puchi Earth by AndroidTM au」、Microsoft Advertising リッチメディアクリエイティブ賞に「Welcome to Kinect」が輝き、それぞれ副賞として賞金50万円が贈られました。
プレスリリース
 
     
   
部門別応募作品数および受賞作品数
メインカテゴリー
部門
カテゴリー
応募総数
特別賞
金賞
銀賞
銅賞
入賞
オンライン広告部門
28
   
1
1
●ウェブサイト部門
 
155
   
6
4
5
2
コーポレートサイト
32
   
1
1
2
プロダクトサイト
39
*
 
1
1
1
キャンペーンサイト
84
   
4
2
4
●アプリケーション部門
 
59
   
1
4
4
2
PC アプリケーション
18
   
3
1
モバイルアプリケーション
41
   
1
1
3
2
モバイル部門
24
   
1
オンラインビデオ部門
40
*
 
2
1
6
アウトドア部門
16
   
2
1
1
ベストユースオブメディア部門
25
   
1
2
1
●インテグレーテッド
キャンペーン部門
 
67
   
1
3
3
インタラクティブ
19
   
1
1
1
クロスメディア
48
   
2
2
その他のインタラクティブ広告部門
27
   
1
2
ベストクリエイター賞    
1
       
ベストインタラクティブプロダクション賞    
1
       
クラフト賞    
1
       
441
1
3
14
18
21
5

スペシャルスポンサーアワード
詳細はこちら
 
     
   

伊藤直樹審査員長の講評

 「なんかいいね。」という感じを審査では大切にしていきましょうという話をさせていただきました。つくる側としてのプロらしいすばやい判断力と、見る側としてのあっさりした気持ちで触れる軽やかな視点。その両方を大事にしたいと思ったわけです。アイデアの良し悪しを瞬時に判断する普段のあの真剣な感じ。「いいね」ボタンを押すあの気軽な感じ。とにかく各自は瞬時に判断しようと。そのかわり、議論をたくさんしたいと思ったのです。みんなでできるだけ話し合いたいと思ったのです。

 結果、かなり良い議論ができたと思います。すべての審査員が自分の意見をシャープに発言してくれました。みなさんかっこ良かった。とても面白かった。議論が少ない審査会なんてこんなすごいメンバーがわざわざ一堂に会してやる意味がないですよね。やっぱり普段何を考えながらものづくりをしているのか。ポリシーや頑固さや信念といったものは審査員各自の作家性となっているはずで、そのことが交差しあい、ときにぶつかりあう審査会というのはとても面白いわけです。

 グランプリに関しても候補として「映し鏡」「UNIQLO LUCKY LINE」ナイキ「Run fwd:」「IS Parade」「Domino's App」などがあがっていました。そのことは各自の視点や好みの違いの多様性を物語っている。さらに「映し鏡」と「UNIQLO LUCKY LINE」はかなりの接戦でした。正直どちらもすばらしい。あとは、TIAAとして未来へのメッセージになるようにどちらを選ぶかということ。どちらがメッセージになりますか?という問いかけをさせていただき投票によって「映し鏡」に決まりました。本当に僅差で。

 ベストクリエイター賞は「映し鏡」のおふたり、川村真司くんと清水幹太くんに決まりました。ふたりのペア受賞にもメッセージがあります。「映し鏡」にはクリエイティビティとエンジニアリングの高度な融合による高いクオリティがあるということ。この映像はふたりの仕業であり、どちらかだけによるものではないということです。さらに当然ふたりだけの力でもない。ということでベストインタラクティブプロダクション賞として「映し鏡」にも関わったAID-DCCさんに決めさせていただきました。「映し鏡」は予算も少ないでしょうし、その割にプロダクションは非常に複雑で困難なものでしょう。さらにそんなに制作時間も少なかったはず。彼らの定着力をリスペクトするべきでしょう。

 さらに、クラフト賞として「Nike Music shoe」が選ばれました。じぶんが所属していたので少し申し上げにくいのですが、はっきり言ってワイデンアンドケネディのクラフトのレベルはとても高い。それは世界中のWKオフィスにDNAとして刷り込まれているものです。われわれ日本人が見習うべき彼らのDIYスピリットによるクラフトマンシップです。しかし日本人の職人気質、手先の器用さもまったく負けていない。ぼくらのこのストロングポイントを今後もぜひ活かすべきだと思います。

 最後に、今年の特徴としては「ストーリーテリング×プラットフォーム」ということが言えるかもしれない。映像なりなんなりでストーリーを語ってみせる。そこに仕組み的なるものを見事に融合させる。グランプリをはじめ上位の作品はどれもそのことを巧みにやってみせている。なにかとても洗練した大人になってきたTIAA。来年も楽しみですね。

     
 
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